ラインズeライブラリアドバンスの原点―開発当時の時代背景と先生の日常に溶け込むサービス

#ラインズeライブラリアドバンス#2013~#パソコン教室#インターネット環境整備#サブスクリプション#ライブラリ
ラインズeライブラリアドバンス マルチブラウザ版
代表取締役社長 山口洋、参与 稲垣健

「学ぶチカラを、未来のチカラに」をコーポレートメッセージとして掲げ、コンピュータとネットワークを使った教育ICTサービスの開発、提供をするラインズ株式会社。現在の主力サービスラインズeライブラリアドバンスに開発初期から、企画、営業活動に携わる稲垣、当初は別のサービスを担当しながらラインズeライブラリに参画した山口のインタビューから、現在の主力サービスの原点となる考えをお届けします。

始めに、稲垣のインタビューから、サービスの構想からリリース当時までを振り返ります。

   

サービス誕生の背景

 

Q質問

ラインズeライブラリアドバンスの前身サービスは、いつから構想が始まったのでしょうか。

A回答

公立小中学校のインターネット環境整備

[稲垣]

ラインズeライブラリの前身は「ラインズWeb」という名称のサービスです。このサービスは2000年にスタートしています。1999年に「ミレニアム・プロジェクト」という産学官連携共同プロジェクトが始まりました。そのプロジェクトの中で「教育の情報化」が課題となり、公立小中学校へのインターネット接続の環境を整備する施策が始まりました。
この施策などから、今後は全国の小中学校でインターネット接続されている環境を生かそうと考え、良質で多様な学習コンテンツを配信するサービスの提供を始めました。その後、アップデートしていく中でサービス名が変わり、「ラインズeライブラリ」となりました。

Q質問

リリース当時のラインズeライブラリの特徴は何でしょうか。

A回答

「ライブラリ」と時代を先取るサブスクリプション

[稲垣]

ラインズeライブラリのコンセプトはまさに「ライブラリ」ですが、「学習履歴型ドリル(ゆるやかなレコメンド機能を実装したドリルシステム)」が軸となっているサービスです。このドリルを中心に良質で多様なコンテンツが搭載され「ライブラリ」が形成されます。リリース後も機能やコンテンツの追加を度々行い、1つのサービスの中でいろいろなことができるようになりました。
それぞれの機能についての特徴は他の方がお話しになっていますので別に挙げるとすると、自治体との契約形態が特徴的です。教材のアップデートやメンテナンスを実施するためには、売り切り型だとサポートがしづらいため、ラインズeライブラリは月額費用のサブスクリプションサービスとしました。現在は日常でもよく見られる当たり前の形態ですが、当時の文教市場では売り切り型が一般的でほとんど受け入れられていませんでした。そのため、市場に受け入れていただくのは困難だったと記憶しています。

▲当時からさまざまなコンテンツを収録していました
Q質問

当時学習履歴型ドリルをコンテンツの軸と考えたのはなぜでしょうか。

A回答

良質な問題と多角的な学び

[稲垣]

ラインズeライブラリアドバンスの以前に『ラインズ先生「電塾」』というサービスを提供していました。ラインズにはこのサービスの提供時に大量に作成したドリル教材の資産がありました。この教材群を生かした「学習履歴型ドリル」を中心にさまざまなオプションコンテンツを搭載することで、いろいろな角度から学びができるのではと考えました。リリース後も現場の要望に応えてオプションコンテンツを増やし、機能追加をしていきました。

  

次に、山口のインタビューより、開発当時のサービスを振り返りながら、アップデートを重ねる中で大切にしてきた考えをお届けします。

 

開発当初から振り返り、大切にしてきたこと

 

Q質問

リリース当時のラインズeライブラリはどんなサービスでしょうか。

A回答

学ぶ、つくる、しらべるをキーワードにしたライブラリ

[山口]

当時のラインズeライブラリの使用環境は、現在のような一人一台端末ではなく、主にパソコン教室での使用を想定していました。
当時から、ラインズの一番の強みはやはり教材だと考えていました。何十年と、指導要領や教科書の改訂に合わせて教材を更新してきましたから、この環境でもその教材を生かさない手はないと。
一方で、わざわざパソコン教室まで移動して、インターネットを使って勉強する強みは何だろうかと社内で検討しました。開発に関わっていたメンバーは実際に学校に足を運び、どんな学習をしているか、パソコン教室ではどんな活動をしているかなどの調査も行っていました。
当時の学校現場では、子どもたちが調べて模造紙にまとめるような学習もありました。そういった調べ学習をデジタル化する「エディタ機能」という現在でいうプレゼンテーションソフトのような機能が追加されました。

 

また、インターネットを使う最大の強みは、調べ学習に生かせるということでした。こういった考えから「学ぶ、つくる、しらべる」という3つのキーワードにしたサービスができました。当時のサービスは勉強のツール、ものを作るツール、学習するツールもある... とまさに「ライブラリ」のような形でした。

Q質問

サービスを開発、アップデートする上で大切にしていたことは何でしょうか。

A回答

「先生が普通に使える」と「子どもたちの使いやすさ」

[山口]

もっとも大切にしていたことは「先生が普通に使える」ということです。当時はパソコン教室での使用が主でしたが、徐々に普通教室で先生用端末を持ち込むような機運がありました。ですので、先生のハードルを上げずに普段使いしやすい機能は何だろうか...などを考えました。例をあげるとログイン機能の有無もその1つです。当時は今のように頻繁に使うものではなかったので、ログイン機能を必須にすると先生方が子どもたちにログインの仕方を教えなくてはならず、学習を始めるまでのハードルが上がってしまう...など、学校現場の先生のことを常に考えていました。

 

他に大切にしていたことを挙げるとすると、「子どもたちの自学自習のしやすさ」です。ラインズは創業当時、「個別最適化」という言葉がないころから子どもたちそれぞれにあった学びを提供することを意識していますので、自学自習を邪魔しない、子どもたちがやりやすいようにすることを大切にしていました。

   

現在のラインズeライブラリアドバンスもプリントパックやプロジェクタ教材など、ドリル問題以外にも豊富な教材が搭載されています。その根源はラインズeライブラリの開発当時のコンセプトから続いています。

また、現在は「授業支援機能」というドリルの問題を1問単位で配信し、 クラスの理解度や解答の様子をくわしく見取る機能があります。
こういった「先生方が普段の授業で使いやすいように」と考える工夫は歴代のサービスからつながるラインズの思いの1つです。

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Year

2013

ラインズeライブラリアドバンス マルチブラウザ版

#パソコン教室 #インターネット環境整備