
授業に入る前に、クラスの理解度を確認しながら、授業を焦点化して進めましょう。夏休みの間に学習に対する理解度に差ができても指導のポイントがよくわかる課題出題機能をご紹介します。
長い夏休みが明ける9月は、子どもたちの学習リズムや理解度に差が出やすい時期です。「なかなか集中モードに入らない」「どこに焦点を合わせて授業を進めればよいか迷う」そんな戸惑いを感じる先生も多いのではないでしょうか。夏休み明けの授業で、ラインズeライブラリをうまく取り入れて、授業のリズムを整えましょう。
夏休み明け、子どもたちの気持ちが学習モードに切り替わっているか不安になることはありませんか。
そんな先生におすすめなのがいろいろカード帳を使ったウォーミングアップです。
いきなり授業に入るのではなく、短時間のクイズで盛り上がった後に授業の内容に入れるので、クラスの雰囲気づくりにつながります。
夏休みの楽しい思い出から学習へ
▲中学1年地理「日本の国土」と中学3年公民「世界平和と人類の福祉」
▲英語「いろいろな動作」
例えば、社会の「日本のいちばん」では、日本の国土や地形にまつわる一番をクイズ形式で確認でき、「世界遺産」では、日本や世界のさまざまな遺産を取り上げることができます。
また、英語の「休日の過ごし方」では、休みの日にしたことを英語で表現するフレーズをまとめて確認できます。夏休みに何をしたのか話す活動の前に取り組ませることで、会話で使える表現の幅が広がります。
「夏休みにここへ行ったよ」「テレビで見たことがある!」など、先生や子どもたちの思い出のエピソードと結び付けながら取り組めば、会話も広がり、教科への関心を引き出すきっかけにもなります。夏休みの思い出を楽しみながら、少しずつ頭を教科の学習へと切り替えていけます。
▮活用のポイント
続いて、おすすめしたいのが1問単位でクラスの理解状況を把握できる授業支援機能です。
1学期までに積み上げてきた学習内容も、いざ夏休みが明けて授業を再開してみると、
授業支援機能を使えば、先生が新たに教材を用意する必要はありません。その日の授業につながる基本的な問題を選び、1問ごとに子どもたちに取り組ませ、解答後は、クラス全体の正答率や選択肢ごとの解答状況をその場で確認できます。
理解状況の見える化から授業の焦点化に
▲夏休み前に学習した問題を中心に出題する
▲正答率を確認し、授業の進め方をイメージできる
授業を始める前に、「この内容は、そのまま先へ進んでも大丈夫そう」「ここは、もう一度クラス全体で確認したほうがよさそう」「全体では理解できているので、つまずいている子を個別にフォローしよう」といった判断がしやすくなります。
先生の感覚やこれまでの経験に加えて、子どもたちの解答状況を数値で確認できるため、その日の授業をどこから始め、どのように進めるかを考える材料にできることが大きな特長です。
このように、最初の1問を授業のものさしにすることで、クラスの状況に合わせて、その後の授業を組み立てやすくなります。夏休み明けの授業の第一歩として、まずは1問から取り入れてみてはいかがでしょうか。
▮活用のポイント
集団の理解度を把握して授業を焦点化するのと同様に、子ども一人一人の学習傾向を把握して次の学び方をどう支えていくかもポイントになります。そこでおすすめなのが、一斉単元学習を活用した個別学習です。
一人一人に合った学習とその後の指導へ
▲夏休み前に学習した単元を指定して出題する
▲一人一人の進行度や学習した教材、正答率を確認する
一斉単元学習では、先生が単元を指定しながらも、子どもたちはその中から自分で学習したい教材を選ぶことができます。単元内で「ここが不安」「ここは確認しておきたい」と感じる教材を子ども自身に選ばせることで、子ども主体の学習を促しつつ、学習の方向性は先生がしっかりと支えることができます。
どの教材を選び、どの難易度に取り組み、どの程度理解できているのかは、モニタリング機能で確認できるため、ICT活用に不慣れな先生でも取り入れやすい点が特長です。
さらに、一斉自由学習を出題すれば、教科や学習するコンテンツまで範囲を広げて子ども自身で選ぶことができます。
単元の内容をよく理解している子、苦手な問題に繰り返し取り組んでいる子など、子どもがどのように学習したのかを得点や学習時間から確認できます。子ども主体の自由な学習がうまく進んでいるのかを見て、今後の指導のヒントにしましょう。
▮活用のポイント
いろいろカード帳もとても便利で、教材準備の負担が減り、児童も喜んで学習に向かっています。ラインズeライブラリには学習に向かいたくなる⼯夫が多くあり、休み時間や家庭で宿題以外に⾃主的に問題を解く姿が⾒られるようになりました。画⾯内で花の成⻑やタイルの⾊の変化など、デジタルならではの⾯⽩さが⾃主的に学習に 取り組むことができる要因の⼀つと考えています。今回の授業のように、児童の活動とデジタルを混ぜながら「これは便利だな」と感じることができる適切なタイミ ングで使っていきたいと考えています。
「国語、数学、社会、理科、英語」の順番で実施しており、各教科担当が授業進度に応じて、学習範囲を決めて、計画的に進めています。数学では、確認テストも活⽤しており、理解度確認や復習教材にも取り組んでいます。ラインズeライブラリを活⽤するようになってから、指定範囲の単元から効率よく教材を選べるようになり、短時間で多くの問題に取り組めるようになりました。
学年が上がると、授業でつまずいたときに、わからないという意思表⽰ができなくなる傾向があります。「授業⽀援機能」は、問題が解けないときに「わからない」が選択でき、周りを気にせず意思表⽰できるので、児童のモチベーションを維持しながらスムーズに個別指導に⼊れるところが良いです。また、板書する時間を短縮できるため、解説のための時間も確保しやすくなりました。

ディズニーキャラクターがデザインされた表彰状のデジタルコンテンツをご用意しました。
課題を最後までやり遂げた子や、苦手な単元を克服した子など、ちょっとした頑張りを見つけたときにぜひ活用してみてください。
夏休み中にラインズeライブラリで頑張っている子どもを表彰し、やる気や自信につなげてみましょう。

▲「表彰状」の記入例
9月は、夏休み明けの学習リズムや理解度の差を少しずつ整えていく大切な時期です。できているところや頑張っている様子を学習履歴から見取り、「ここまでできたね」「前より自分で考えられているね」と声をかけることで、子どもたちは安心して学びに向かえます。
秋は公開授業や研究授業があり忙しくなりますが、日々の積み重ねが10月からの学びにつながっていきます。子どもが前向きに学習に取り組める環境を、無理のないペースで整えていきましょう。
夏休み明けの授業は、ただ元に戻すだけでなく、これからの学び方を整える大切な時期です。