学校全体での活用に向けた取り組み
~持ち帰り学習から授業内での活用へ~
佐賀県鳥栖市立田代中学校

田代中学校では「心豊かで、たくましく生き抜く力を身につけた生徒の育成」を教育目標に、ICTを用いたさまざまな取り組みを実践しています。今回はラインズeライブラリを用いた授業の様子をご紹介します。
| 学年 | 中学校、 |
|---|---|
| 教科・単元 | 理科、 |
| 利用画面 | 授業、成績確認、家庭学習・宿題、長期休暇、 |
| 内容 | デジタルドリル、教材指定学習・一斉学習、成績管理、 |
授業内容に合わせたさまざまなパターンでの演習
理科
2年:
空気中の水蒸気の変化
めあて:飽和水蒸気量のグラフの読み取り
▲ラインズeライブラリで問われた出題形式を解説
この日の授業では「飽和水蒸気量のグラフの読み取り」をめあてに学習を行いました。グラフの意味や読み取り方を説明した後、授業内容に合わせた課題を先生から配信します。「ラインズeライブラリにはさまざまなパターンの問題が収録されています」と深川先生。演習後は、テストで出題されそうな問われ方についての解説が行われました。
習ってすぐに演習、「できた」が生徒の意欲を向上
▲難易度を変えて繰り返しドリルに取り組む
授業で学習した内容は、すぐに演習問題に取り組み学習の定着を図ります。「記憶が新しいうちに演習することで、難しい問題でも正解できる生徒が増えます。正解を積み重ねることで学習意欲を高めてほしい。」と深川先生。生徒からは、「挑戦問題を正解できた」「100点だった」と喜びの声が上がります。手軽に取り組めるラインズeライブラリだからこそ、生徒自ら進んでさまざまな難易度の問題に挑戦する姿が印象的でした。
インタビュー
反復学習で学習内容の定着を図る
ラインズeライブラリは開くと教材がセットされているため、生徒は授業のすき間時間や自習時間にも気軽に取り組んでいます。何度も同じドリルに取り組むことができるのはデジタルドリルならではのメリットで、反復学習を通して知識の定着を図ることができます。また、教師が難易度別に複数の教材を準備しなくても、生徒自身が自分の習熟度に応じて問題に取り組めることもポイントです。今後は先生画面から成績や取組状況を確認し、頑張りを褒めてあげることで、生徒の主体的な学習意欲をさらに高めていきたいと考えています。
学校全体で活用するための工夫
▲個人成績の確認方法を自作のスライドで紹介
2024年度からラインズeライブラリを導入した田代中学校。学校全体で活用を進めるため、深川先生は先生方に課題配信や成績確認の校内研修を実施しました。「まずは先生方に理解いただくことで、家庭学習の課題として運用していく方針を定めました。」と深川先生。その後も、職員会議でラインズeライブラリの機能紹介を実施し、端末持ち帰りの試行を経て、夏休みには全学年で課題を配信しました。
2年生 先生方が操作に慣れるための仕組みづくり
- 週一回端末持ち帰りを実施し、課題配信
- 毎週、出題教科を指定し、教科担当が学年全体に配信
- 教科持ち回りで配信することで操作に慣れる
▲課題配信の割り当て表
1年生 先生方が操作に慣れるための仕組みづくり
- 長期休暇中(夏・冬)に課題配信
- 教科担当が教材セットを事前に作成
- 学年のICT担当が各クラス宛てに課題配信
- ICT担当が配信方法の手順書を作成し、校内共有
▲課題配信の手順書
ラインズeライブラリを活用して(3年生理科担当)
- 教科書の単元末に確認テストを実施し、各単元の平均点を成績評価に加味している
- 集計の手間なく、効率的に理解度チェックができる
- すぐに正誤判定されるため、提出から返却の時差なく、生徒はその場で間違いに気づく
インタビュー
持ち帰り学習で操作に慣れ、授業内で実践
情報担当
深川 尚紀 先生
深川 尚紀 先生
本校では授業での活用を進めるにあたり、まずは端末持ち帰り時の教材として活用を推し進めました。先生方へ成績の見方や課題の配信方法をその都度お伝えしたことで理解を得て、夏休みには全校で課題を配信できました。2学期以降は、各学年で工夫を凝らしながら週末課題として活用するようになり、一部の先生に活用が偏ることを防ぎ、先生方の認知も広がってきたと感じています。先生方が課題配信の方法を覚えたことで、授業内での課題配信や活用も進んでいます。今後は、さらに活用場面を増やしていきたいです。
本記事の情報は取材時(2024年度)のものです。