デジタルと紙のハイブリッド学習で実現する個別最適な学び
~愛媛県新居浜市でのラインズeライブラリ導入事例~

愛媛県新居浜市
対象 愛媛県新居浜市
学校情報 新居浜市立全小中学校28校、児童生徒合計約8,300人
利用コンテンツ ラインズeライブラリアドバンス、小学校プリントパック、中学校プリントパック
契約開始 2026年2月~

インタビュー

愛媛県新居浜市教育委員会 学校教育課 指導主幹 星加 大輔氏のコメント
愛媛県新居浜市では、
持続可能な我がまち「にいはま」
 ―誰ひとり取り残さない教育―
    ESD for 2030

の教育理念のもと、持続可能な社会の実現に向けた教育の推進を行っています。さらに、学校教育のデジタル化の加速を重点目標とし、未来を切り拓く子どもの育成を目指しています。

ラインズeライブラリアドバンス導入の経緯

 本市の教育理念で掲げる目指す姿の実現に向け、変化の激しい時代を生きる子どもたちにとってICT機器は欠かせない学習ツールであると考えています。GIGAスクール構想に基づき学校教育のデジタル化を進める中で、学びの個別最適化を図るため、2025年9月よりAI型ドリル「ラインズeライブラリアドバンス」を試験的に導入し、2026年2月から全校で本格導入を開始しました。

導入の決め手

 ラインズeライブラリを導入した最大の理由は、本市の教育方針に掲げる「学びの個別最適化」が実現できる有力なツールであると判断したためです。
 基礎的・基本的な知識や技能を確実に身に付けるために、児童生徒が自分の進度に合わせて学習を進められる点、さらに教員が学習履歴を活用して指導に生かせる点は、新居浜市が目指す教育の方向性と合致しています。
 AI型ドリルによって基礎的・基本的な知識の定着を図ることは、授業改善にも直結します。教員の立場から、ラインズeライブラリの活用は校務の負担軽減につながり、その結果として児童生徒一人一人と向き合う時間を確保できるという利点があります。

 また、中学校では高校入試対策として、全国入試問題データベースから精選された問題に取り組めること、そしてプリント教材も使えることで、先生の指導目的に応じてデジタルと紙のどちらの形式でも学習できる柔軟さも大きな魅力です。
 小学校においても、ラインズeライブラリ内にプリント教材が収録されているため、従来のプリント教材の代替としてそのまま利用できます。ICTが苦手な教員にも「デジタルと紙の両方が使える」という点を強調して推進できることは大きな助けとなっています。

 加えて、導入時にはラインズの担当者が市教育委員会をはじめ、市内の全小中学校28校に対し、各校の状況に応じた丁寧なサポートを行ってくださる点も非常に心強く感じています。現地に足を運び、先生方と対話を重ねながら新居浜市の実情を理解し、それに合わせた支援を提供していただけたのは大変ありがたいことでした。

現状の課題と今後の展望

 現状は学校間で利用頻度に差が見られることから、全体的な底上げが課題と捉えています。そのため、今後はラインズeライブラリの活用を通じて、ICT機器を効果的に活用した授業改善を推進し、すべての子ども一人一人の教育的ニーズに対応できる体制を強化していきたいと考えています。
 また、各教科会においてラインズeライブラリの活用事例の共有などを行い、授業改善や学習活動支援に関する研究を深めていきます。さらに、特別支援教育における個別最適な学びの推進にも積極的に活用し、誰一人取り残さない教育を具体的に実現するための有効な手段の一つとして位置づけていきたいと考えています。