生徒の主体性を育てる、さまざまな活用
~朝学習・授業で活用!学習結果は形成的評価へ~
兵庫県神戸市立桜が丘中学校

桜が丘中学校では、「誠実・友愛・創造・健康」の校訓のもと、「知・徳・体の調和のとれた生徒の育成」を目指し、教育活動を行っています。今回は、朝学習と授業にラインズeライブラリを取り入れた実践をご紹介します。
| 学年 | 中学校、中1、 |
|---|---|
| 教科・単元 | 国語、算数・数学、理科、社会、英語、 |
| 利用画面 | 授業、授業・まとめ、朝学習、 |
| 内容 | デジタルドリル、思考力育成、解説教材、ふりかえり、プリント、教材指定学習・一斉学習、成績管理、 |
朝学習は、各教科担当が指定した範囲を復習
▲先生から指定された問題に取り組む
朝学習は、教科担当の先生が「一斉単元学習」で、前の週に学習した単元を出題します。この日は、国語の「いろいろな言葉」から和語・漢語・外来語の復習です。つまずいた問題は、リトライ機能で学び直し、正答を重ねていきました。
自分に合った学び方で知識の習得を目指す
▲解答解説を見直して、理解を深める
生徒の理解状況や学習方法によって、学び方はさまざまです。苦手を克服するために基本から学習する生徒もいれば、応用力をつけるために挑戦レベルから学習する生徒もいます。また、問題を解いた後、より理解を深めるために、解答解説を熟読し、見直しをする生徒もいました。各々が自分に合った学び方を見つけ、知識習得を目指して最後まで集中して取り組んでいました。
インタビュー
教科担当が連携することで、計画的に運用
数学科
藤本 泰地 先生
藤本 泰地 先生
朝学習は、全生徒が各教科の基礎的な知識を習得することを目指し、ラインズeライブラリを活用しています。公立高校の入試にちなんで、「国語、数学、社会、理科、英語」の順番で実施しており、各教科担当が授業進度に応じて、学習範囲を決めて、計画的に進めています。数学では、確認テストも活用しており、理解度確認や復習教材にも取り組んでいます。
ラインズeライブラリを活用するようになってから、指定範囲の単元から効率よく教材を選べるようになり、短時間で多くの問題に取り組めるようになりました。3年は、高校入試を控えているので、朝学習で高校入試過去問に取り組む時間を設けようと考えています。
ラインズeライブラリを活用するようになってから、指定範囲の単元から効率よく教材を選べるようになり、短時間で多くの問題に取り組めるようになりました。3年は、高校入試を控えているので、朝学習で高校入試過去問に取り組む時間を設けようと考えています。
すべての教材を100点に!目標をもって復習
数学
1年:
比例と反比例の利用
▲基本レベルの問題から復習する
この日の佃先生の授業は、個人ワーク・グループワークを通じて、さまざまな解き方に触れ、思考を広げていきます。そして、まとめの時間になると、より理解を深めるため、既習範囲をドリルで復習します。生徒は、自分の理解度に合ったレベルから始め、すべての教材で100点がとれることを目標に取り組んでいきます。つまずいた問題は、プリントを見直したり、教科書で解き方を確かめたりしながら、真剣に取り組んでいました。
授業の流れ
めあて・課題の提示
めあてと学習課題の取り組み方を伝える。
個人ワーク ▶ グループワーク ▶ 発表
学習課題の問題に取り組む。個人ワークは、協働学習ソフトで出題した問題を解き、グループワークは、解き方を共有して、考え方を深めたり、広げたりする。

復習・定着①
既習範囲のドリルと単元別プリントに取り組む。
復習・定着②
協働学習ソフトで再度出題した問題を解く。
考えることが楽しい!思考力育成問題で探究心が高まる
▲思考力育成問題を熟読
学習進度の速い生徒は、「思考力育成問題」にもチャレンジします。生徒の一人から「問題文をすべて読んで、考え方を理解しないと答えられないので、解きがいがあって楽しいです」と感想がありました。問題に取り組むにつれ、「こういう解き方もあるのか」と探究心も高まり、さまざまな視点から解き方を考えています。正答すると、真剣なまなざしが笑顔に変わり、次の問題も意欲的に取り組んでいました。

解き終わったプリントも成長のヒントに!
▲自己採点して、つまずきを自己分析する
まとめの時間は、学習教材を自分で選べるところもポイントです。前時に解いた単元別プリントを自己採点し、つまずいた問題をピックアップすることで、苦手の傾向をメタ認知します。解説教材や教科書で解き方を確かめ、プリントにつまずいた理由や解くときの注意点をまとめるなど、工夫しながら取り組む姿も見られました。解き終わったプリントは、自己分析に活用し、自身が成長するためのヒントとしています。
取り組み状況をふりかえり、達成感や学習意欲を高める

▲月ごとの学習回数を確かめる
ドリルが終わった生徒は、「ふりかえり」のグラフから、月ごとの学習回数や満点回数を俯瞰(ふかん)しています。「あっ!9月の学習回数が伸びている」「先月より少ないから、もっと頑張ろう」と生徒から声が上がります。学習傾向や進み具合から、達成感を得て、学習意欲が高まっているようでした。このふりかえりが出発点となり、次の学びへとつながっていきます。
月間カレンダー
カレンダーから、その日に取り組んだ教材や獲得したメダルを確認できます。取り組んだ教科や内容を確かめ、達成感を得ることができます。

インタビュー
「できた!」の実感が、自信や自己肯定感につながる
教務主任/数学科
佃 裕人 先生
佃 裕人 先生
本時では、学習内容の定着とふりかえりにラインズeライブラリを活用しました。生徒によって学習進度や習熟度は異なるため、自分の理解度に合った教材を復習できるところがラインズeライブラリの良いところです。三つのレベルから一つでも100点が取れると、「できた!」を実感でき、自信や自己肯定感につながっています。繰り返し取り組むことで、最終的には、先生からの指示や課題が無くても、主体的に学習できるようになってほしいと思っています。
数学の教材は、「方程式の利用」のように、学年を越えて学習系統がつながっている内容で使いやすいです。また「文章問題」は、すべてのレベルに解答解説がついており、解き方のプロセスや図解で丁寧に説明しているため、難しい問題でも、自分で解き進められるのも良いです。
数学の教材は、「方程式の利用」のように、学年を越えて学習系統がつながっている内容で使いやすいです。また「文章問題」は、すべてのレベルに解答解説がついており、解き方のプロセスや図解で丁寧に説明しているため、難しい問題でも、自分で解き進められるのも良いです。
授業課題の結果を形成的評価に活用
▲「成績管理」から取組状況を確認して、 一人一人の理解状況を把握
佃先生は、授業で取り組んだドリルの結果を、学びの様子を見取るための形成的評価として活用しています。
「成績管理」を活用することで、生徒一人一人の得点の伸びを、初回平均点と最終平均点の差から確認でき、3つのレベル(基本・標準・挑戦)ごとの理解状況も把握できます。その結果をもとに、気になる生徒には授業の様子を観察しながら個別に声をかけます。全体的に理解度が低い場合は、授業の進め方を見直すなど、次時の授業改善にもつなげています。
「成績管理」を活用することで、生徒一人一人の得点の伸びを、初回平均点と最終平均点の差から確認でき、3つのレベル(基本・標準・挑戦)ごとの理解状況も把握できます。その結果をもとに、気になる生徒には授業の様子を観察しながら個別に声をかけます。全体的に理解度が低い場合は、授業の進め方を見直すなど、次時の授業改善にもつなげています。
学習状況を定期的に伝え、学びを後押し
▲ドリルの教材ごとに学習状況シートを作成
生徒が学習した結果は、学習状況シートに転記し、一人一人に配布します。学習状況が可視化されることで、モチベーションが高まったり、学習意欲の継続につながったり、生徒の学びを後押ししているとのことです。
インタビュー
幅広い使い方が、教科指導力の向上につながる
校長
小西 徹治 先生
小西 徹治 先生
本校では、「学ぶ喜びが実感でき、学び続ける力が身につく学校」を目指し、学期に1回のペースで、校内研究授業および研究協議の機会を設け、授業改善に努めています。やはり学校の主役は生徒です。生徒それぞれに居場所があり、先生や友達に気軽に相談でき、勉強がわかる学校をつくり、『生徒が通いたくなる学校』でありたいと思っています。
ラインズeライブラリは、AI型ドリルであり、自分の得意・苦手を教えてくれます。また、問題数が多いだけではなく、学び方を自己選択・自己決定でき、生徒の頑張りを一目で見取れるように工夫されています。取り組ませ方の幅が広い分、担当教科の年間指導計画にどのように位置づけ、どのように取り組ませ、見取っていくかを熟考する必要があり、それが教科指導力の向上にもつながっています。新しいことを取り組むには、現状を変えていく力が必要ですが、何事も一歩を踏み出すことが大切だと思っています。
ラインズeライブラリは、AI型ドリルであり、自分の得意・苦手を教えてくれます。また、問題数が多いだけではなく、学び方を自己選択・自己決定でき、生徒の頑張りを一目で見取れるように工夫されています。取り組ませ方の幅が広い分、担当教科の年間指導計画にどのように位置づけ、どのように取り組ませ、見取っていくかを熟考する必要があり、それが教科指導力の向上にもつながっています。新しいことを取り組むには、現状を変えていく力が必要ですが、何事も一歩を踏み出すことが大切だと思っています。