神奈川県座間市⽴⽴野台⼩学校
一人ひとりが自分の学びをデザイン ~自由進度学習にeライブラリを活用~

 立野台小学校では、『自ら学びをデザインできる子の育成』を校内研究テーマに、学びを広げる・深めることを大切に取り組んでいます。今回はeライブラリを使った授業の様子と、活用方法をご紹介します。
(eLAつうしん 2025年6月号)

学び方も学習レベルも自分で選択

<理科>5年:物のとけ方

 この日は、前時の実験結果をクラス全体でふりかえり、自由進度学習をスタートしました。クラスの掲示板アプリに提示された、スライド・ドキュメント・プリント・実験動画・eライブラリの選択肢から、自分で取り組む内容を決めて学習を進めます。
 個人で資料を調べたり、eライブラリで出題されたドリル問題に取り組んだり、友達同士で分からない問題を相談しながら自分の学習ペースでじっくり取り組んでいました。「児童が自分で学びを選択できるようにドリルのレベルは必ず『固定しない』で出題します」と佐々木先生。取り組み状況を一覧で確認しながら、机間指導や声かけを行っていました。

インタビュー

職員間での情報発信・授業実践の共有を日常に

 eライブラリは学習指示の取り組み状況から正答率や間違えた問題を確認でき、その場で声かけに繋げられるので自由進度学習でも役立っています。さらに、学習指示から教材を指定する事で児童も学習する内容が分かりやすく、すぐに取り組める点が良いです。本校では、各学年代表の先生方が参加するグループ会議で、「こういう風に使えるよ」「こんな機能もあるよ」とeライブラリの活用方法を発信しています。その内容は、各学年会でも共有され、授業で取り入れた方法や児童の反応等も共有され、「じゃあ使ってみようかな」と活用につながっています。児童が自主的に学習に向かえるように、eライブラリの機能をもっともっと先生方に伝えていきたいと思っています。

理科専科 情報担当
佐々木 翔 先生

解説教材で単元のポイントを確認

▲ 解説教材をモニターで提示利用

<算数>1年:どちらがながい

 単元のまとめの時間に、「解説教材」をモニターに提示し、単元のポイントを確認しました。先生の問いかけに次々に手があがり、全員でポイントを確認していました。その後、各自プリントに取り組みます。ポイントを確認できているので、クラス全員がプリントをクリアし、eライブラリのドリル学習でさらに問題演習を重ねていました。

インタビュー

「解説教材」を単元のまとめに利用

 eライブラリの解説教材は、教科書で学んできたポイントがまとまっており、分かりやすいです。モニターに映すだけで板書の手間を省くことができるので、単元のまとめで板書の代わりに使っています。
 児童もポイントを確認してからドリル問題に取り組むことで、理解が深まり効果的に学習を進められます。

1年担任 仁井 菜摘 先生

インタビュー

自ら学びをデザインできる子の育成を目指して

 本校では、「自ら学び たくましく生きる 心豊かな児童の育成」を教育目標に、お互いを認め安心して楽しく学べる学校づくりを目指しています。eライブラリは自分の学びを自分のペースで進められ、自ら学びをデザインして学習を進められます。時代の変化が激しい中でも自分でやる事を考えたり見つけたりしながら、より主体的に取り組む力を身につけてほしいと思っています。
 ICTを教育目標に向かう学習ツールの一つとして、今後も学校全体で活用していけるよう、教員も情熱をもって取り組み、学び続ける姿勢を大切にしていきたいです。

校長 浜田 佐織 先生

 ※学校の情報は取材時(2024年度)のものです。

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