大阪情報コンピュータ専門学校
希望進路実現を支える基礎学力強化の取り組み
大阪情報コンピュータ専門学校では、就職活動指導においてラインズSPI、そして入学前教育ではラインズドリルを活用しています。 それぞれの教材の活用方法や、基礎学力を強化する重要性についてお話を伺いました。
(2025年9月取材)
■目指す進路に合わせた就職筆記試験対策

就活前年度に筆記試験対策としてラインズSPI内の「模擬テスト」を5月・7月・12月に一斉実施し、その間に演習問題や解説教材を活用し、復習や理解を深めています。
ラインズSPI導入前はSPI対策講座を実施していましたが、学生の参加率が低く効果があまり出ないことや、ゼミナール内での対策も教員の教材準備が負担になるなどの課題があり、ラインズSPIを導入することにしました。
IT系の学科では、毎年卒業生が多く就職する企業の筆記試験内容を一覧表にして配布します。SPI対策の必要性を学生に伝え、早期から準備し、筆記試験に慣れることとあわせて、学生の就職活動へのモチベーションを高めています。
ゼミナールや就職特別指導の時間には、演習問題に取り組むクラスも多く、少しずつ着実に力を伸ばすことを継続して呼びかけています。また、上位層の学生に対しては、Web-CABもしっかり対策しておくように伝えています。Web-CABはシステムエンジニア職での出題傾向が高い試験です。ラインズSPIには、Web-CAB、玉手箱、SCOA、TG-WEBといったSPI以外の試験の対策教材も収録されているため、自分の目指している業界・職種に合わせて幅広く対策できます。
このように、SPIに苦手意識を持つ学生にも、得意な学生にも、それぞれに合わせたサポートができています。
■入学前教育の狙いとラインズドリルの効果

▲ 大阪情報コンピュータ専門学校HP(https://oic.ac.jp/)
入学後の筆記試験対策だけでなく、入学前教育でも基礎学力教科の取り組みを2009年から実施しています。IT系の学科であれば、プログラムを書く上での数学力や読解力は必要不可欠です。しかし、入学後の授業ではプログラミングなどの専門的スキルを中心に学ぶため基礎科目を学ぶ時間が少なくなります。そのため、入学前の約3カ月間で今まで習った内容をしっかり思い出してもらうために、早期合格者を対象に入学前課題を課しています。
入学前教育を始めた頃に利用していたeラーニング教材はPCにしか対応しておらず、課題達成率があまり高くないということが課題でした。そこで、スマートフォンにも対応しているラインズドリルを導入したところ、課題達成率が飛躍的に向上しました。専門学校へ入学する前の高校生はPCをまだ持っていないケースも少なくありません。そのため、スマートフォンでも学習できることで、取り組みのハードルを下げ、課題達成率の高さにつながりました。
さらに、学校のHPにもラインズドリルのバナーを掲載しており、「入学前に基礎の復習ができるため、安心して入学できます」という学校の広報の役割も担っています。(※大阪情報コンピュータ専門学校では、ラインズドリルを「OIC’S ラーニング」という名称でご利用いただいております。)
■就職も視野に入れた基礎学力強化の取り組み
大阪情報コンピュータ専門学校には、IT系のコース以外にも、ゲーム系の学科やデザイン系の学科があります。入学前教育やSPI模試はIT系の学科だけでなく、すべての学科で実施しています。
これは、「どんな職業を目指す上でも基礎学力は重要」という大阪情報コンピュータ専門学校の考えがあるからです。例えば、デザイン系の学生であれば、自分の作品を説明する力がとても重要です。国語力を身に付けることで、作品の意図やこだわった点などを明確に説明できるようになります。
また、専門的な内容を学んでいても自分の専門外の進路を選ぶこともあります。進路を変更し、筆記試験を受験することがあっても、学び直しや就職筆記試験対策をしておくことで、いつでも対応できる力を磨いておくように学生に伝えています。
ご担当者様へのインタビュー
手軽に実施できる教材の重要性
就職筆記試験対策は、これまで基礎学力が弱い学生を主対象にしてきたこともあり、幅広い学力の学生に十分、対応できていませんでした。有名・上場企業にチャレンジする学生の力も伸ばし、自信をもって受験できるようなシステムが欲しいと思っていました。ラインズSPIであれば、幅広い学生に対応でき、かつスマートフォンでいつでもどこでも対策できるという点を評価し、導入することにしました。
学生を指導する上で「今すぐ取り組めるものがある」ことは重要です。学生は必要性を感じつつも筆記試験対策への意欲は持ちづらいので、「対策しておきたい」と思った時を逃さず「ラインズSPIをやってみよう」とアクションに移せ、そのことが学生の安心感につながると思います。その結果として、学生が希望する企業から内定がもらえれば、非常に嬉しいことですし、後輩たちにもモデルケースとして筆記試験の準備過程を伝えることができます。
入学前課題も、スマートフォンで実施できるラインズドリルを導入したことで、課題達成率が向上しました。学生が学ぶ環境を整え用意することの重要性を実感しています。
教員とともにラインズSPIの学生への周知、日々の取り組みを継続して呼びかけ、活用率を高め学生が希望する進路を実現したいと思っています。

事務局 キャリア支援担当 柳川様
学務課 福原様、杉山様
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