十文字学園女子大学
学修支援につなげるための入学前教育  ~入学前教育とプレースメントテストのWEB化~

十文字学園女子大学では、入学予定者全員を対象とした入学前教育課題でラインズドリルを活用しています。
また、テストWEB化サービスを利用し、入学前のプレースメントテストを実施しています。
活用方法について、学修支援センターの辻󠄀センター長にお話を伺いました。

(2021年5月取材)

■学生がどこまで理解できているのかを把握する

十文字学園女子大学では、リメディアル教育として10年以上前から入学予定者・在学生への学修支援・基礎学力の強化を行っています。 以前の入学前教育では紙の教材を使っていましたが、WEB化を検討し、PC・スマートフォンに対応できるシステムとしてラインズドリルを導入しました。

ラインズドリルは、大学で学ぶ上で必要となる5教科の基礎・基本を効率よく学びなおすことができます。豊富な教材群から学生の理解度に合わせた教材を提示する仕組みになっているため、「学生がどこまで理解できているのか」がわかります。

オリジナル教材作成機能を活用して、化学や生物など教員が作成した問題をWEB上で出題する学科もあり、5教科の基礎固めに加えて、学科の特色を出した課題に取り組ませています。

学科ごとに課題を設定していますが、学生の自主性を育むために、学習の進め方は自分自身で考え、計画的に実施するよう促しています。

■メッセージ機能・アンケート機能の活用

学習状況は学生だけでなく、教職員もリアルタイムで確認できます。課題の取り組み状況によって特定の学生にメッセージを送信することで利用促進を行っています。
また、アンケート機能を活用し、学修支援センターで実施している講座について入学前の学生の感想を集めています。

■プレースメントテストのWEB化

学生の基礎学力の確認・授業のクラス分けを目的としたプレースメントテストも、これまでは紙の教材を使って、対面で実施していましたが、テストWEB化サービスによってオンラインでの実施が可能になりました。
実施期間を設定することで、学生が時間・場所を問わず実施することができます。
また、採点・集計結果がデータで報告されるため、得点分布の年度比較やテスト難易度の分析にも活用しています。

ご担当者様へのインタビュー

支援が必要な学生のために

学修支援センターでは、入学前から卒業まで一貫した学修をサポートしています。就職筆記試験はもちろん、公務員試験や教員採用試験でも土台となる基礎学力は必要です。ただ、必要な支援は学生によって異なるため、ラインズドリルのような個に応じた教材を提供できるシステムを入学前に実施させることには意味があります。

課題案内時に「さっそくやってみたい」と問い合わせをくれる学生がいたり、入学してきた学生から「入学前に基礎が再確認できて良かった」という声があったりと、学生の反応の変化を感じています。 スマートフォンで実施できることも学生の継続的な学習につながっているようです。

ラインズドリルの導入にあたって、他大学の事例を基に「どこまでサポートしてもらえるか」を明確に説明いただけたことも非常にありがたかったです。 多くの実績を基にノウハウを提供いただけるため、安心して活用することができます。

現在入学前教育での活用を行っていますが、今後は在学生向けの支援への活用も検討したいと考えています。

学修支援センター
辻󠄀 庸光 センター長

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