戸板女子短期大学
入学前課題と初年次のSPI対策で就職意識を高める

戸板女子短期大学では、2015年より授業の課題としてラインズSPIを活用しています。また、現在では早期合格の入学予定者を対象とした入学前課題でラインズドリルを活用しています。
活用方法について、白川はるひ学長、総合教養センター村木桂子先生にお話を伺いました。

(2022年12月取材)

■社会人としての礎を築くために

戸板女子短期大学では、2年間という限られた時間の中で、高い専門性はもちろん、様々な業界で活躍できるビジネススキルを修得できるよう1年生向けに総合教養科目を設置しています。

総合教養科目ではプレゼンテーションやマナー講座に加え、就職筆記試験対策も行っています。

もともと就職筆記試験対策はすべて紙の教材を利用していましたが、実際の試験がPCを利用したものに変化する中で在学生がより本番に向けた対策をできることに加え、授業課題としても活用できるラインズSPIを導入しました。

学生からは「授業で課題として取り組んだおかげで定期的にSPI対策ができた」、「スマートフォンでも取り組めるのが良かった」、「就活が近づいた時期に1年生でやったことも思い出しながら、すぐに活用できたので良かった」という感想も出ています。

■授業課題としての活用

1年生の必修授業「スタートアップ演習」では、授業の各回でSPIの言語分野・非言語分野の問題を取り上げて授業内で解説し、次の授業で確認テストを実施しています。
その中でラインズSPIの演習問題を確認テストに向けた授業外課題として活用しています。

また、「キャリアデザイン」の授業では、本番の試験を体験してもらうためにラインズSPIの模擬テストを案内し、取り組ませています。

ラインズSPIでは、個別の学習状況がリアルタイムで反映され、一覧で確認することができます。学生の授業外の取り組み状況も把握できるため、成績評価に組み込むことができ、学生が継続的に取り組む仕組みづくりを行っています。

■入学前課題としての活用

授業でのラインズSPIの活用に加え、入学前課題ではラインズドリルを活用しています。
これまでは、紙の教材を使って国語・数学の課題を実施していましたが、個別の課題進捗の確認が難しく、課題の郵送・採点においても教員の負担が大きくなっていました。

ラインズドリルは、学生の理解度に応じて5教科の基礎・基本を効率よく学びなおすことができる教材が用意されており、ラインズSPIと同様に個別の学習状況をリアルタイムで確認することができます。

入学前から学生に就職筆記試験対策への意識を持たせ、必要となる基礎の確認を行わせるため、国語・数学・英語を必須課題としています。
また、課題に段階的な期日を設けて、期日ごとの課題達成状況を一覧にして学内で共有しています。実施状況に応じて特に支援が必要な学生を絞り込んでメッセージを送り、利用促進を行っています。

さらに入学前課題で取り組む内容を一部入学後のプレースメントテストに出題することを事前に案内することで、学生の目的意識も高めています。

ご担当者様へのインタビュー

学生の可能性を広げるために

ラインズSPI・ラインズドリルともに、自分の苦手を確認し効率よく学習できるシステムのため、専門科目に取り組むのが早い短期大学生にとっても取り組みやすいようです。
総合教養センターでは、学生が対面・オンライン問わず気軽に学習支援を受けることができる体制を整えています。その場だけではなく継続的に学生が学習に取り組める教材として「いつでも、どこでも使える」と案内できることはシステムを導入した意義があると感じています。

また、学習結果の定期的な集計・報告や学生への利用促進メッセージについてサポートいただけることで、学習データの共有や分析結果をもとに、学生のフォローに以前よりも時間をかけられるようになりました。

今後は、就職筆記試験対策の意識をより高めるために入学前課題へのラインズSPIの活用も検討したいと考えています。

総合教養センター
村木 桂子 先生

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