千葉県 南房総市立富山中学校
各教科で広がるeライブラリ! ~5教科の実践と利用のメリット ~

 富山中学校では各教科の授業でeライブラリを活用し、これまで購入していた教材の削減により保護者負担の軽減を実現しています。今回は、各教科でのeライブラリ利用のねらいやメリットをご紹介します。
(eLAつうしん 2025年2月増刊号)

ドリルと確認テストを使った学習サイクル 飯田先生

▲ 先生から配信されたドリルに取り組む

<数学>2年:角と平行線

<POINT!>目標の正答率に達しない場合は、再テストを行い確実な定着を目指す

 授業開始の5分間は先生から配信されるeライブラリのドリル教材で既習事項の復習を行います。
 大体2週間に1度、「確認テスト」で単元の総まとめに取り組みます。飯田先生は、クラスの平均正答率80%を目標に設定し、それを下回った場合は翌週も同じ「確認テスト」を実施し、確実な定着を目指しています。

インタビュー

各教科での活用で、保護者負担の軽減を実現

 昨年から「教材の保護者負担を減らそう」ということで各教科の学習をeライブラリに移行してきました。eライブラリでは個々に合わせた教材にどんどん取り組めるため、自分の興味に従って学習する生徒が増えており、多様な問題に取り組めることがメリットだと感じています。
 今後は、これまで各教科で取り組んでいるeライブラリの学習効果について検証し、より良い活用に繋げていきたいと思います。
(教務主任:篠原先生)

取材した各教科の先生方(写真左から)源間先生 飯田先生 髙山先生 尾郷先生 坂井先生

忘れてしまいがちな文法の学習に 源間先生

<国語>2年:活用ある目的語(動詞)

 文法は年間3回ほどしか扱えず、生徒たちが忘れてしまいがちです。eライブラリのドリルを利用することで、いつでも学年をまたいで復習ができるため、生徒が自分でつまずきを見直すことができます。また、授業に取り入れることで、生徒のつまずきをその場で把握し、すぐに指導に繋げることができます。

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短時間でレベルに応じた問題練習 坂井先生

<英語>2年:(人)に(もの)を~する接続詞that

 授業の冒頭に単元を指定して利用しています。授業内では言語活動を行いたいため、文法についての問題練習の時間はあまりとれません。また、宿題とする場合も、個々のレベルに応じた内容を用意するのは困難です。
 eライブラリは、短時間で生徒のレベルに応じた課題や、学年をまたいだ学習に取り組むことができるので、とても魅力的だと感じています。

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テスト前の力試しに 尾郷先生

<理科>2年:身近な生物の観察(1年の復習)

 「確認テスト」を、復習の際によく利用しています。小テストや定期テストの前にその範囲の「確認テスト」を出題します。採点結果からは、自分のできる/できないが分かります。苦手を可視化でき、どこを復習すればいいのか分かることが「確認テスト」の良さだと思います。「学習指示」を利用すると事前に課題を配信できるので、「この日に確認テストをやるよ、タブレット出して」と伝えておくと、出張で不在時も自主学習できる点が良いと感じています。

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授業開始の5分前で前時の復習 髙山先生

▲ 生徒がドリル解答中に授業の準備に取りかかる

<地理>1年:アフリカ州の概観(自然)

 授業開始の5分間で、前時の学習内容の復習にeライブラリを利用しています。「学習指示」を利用すると進捗状況が簡単に確認できるので、解答中は本時の授業準備に取りかかれます。生徒からは、「答えるときに書かなくて良い」「選択式なので使いやすい」「すぐに答え合わせができ、わからないときはヒントを活用したり、間違えた問題は解説を確認、リトライできる」などの声が挙がります。知識の定着に適しているeライブラリを今後も活用していきたいです。

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